手術について

当院では、外科手術による腫瘍摘出や各種疾患の治療、去勢・避妊手術、ケガの治療を行っております。
手術に関しては、事前に詳しく治療内容や費用面をご説明いたしますので、ご不明な点や不安点などありましたら、遠慮なくご相談ください。
手術は安全面に配所し、衛生的な環境で、ペットの全身状態を管理しながら行います。

各種手術の内容

去勢・避妊手術

望まない妊娠を防ぐ以外にも、ホルモンが原因となる病気を予防する効果がある手術です。発情期のケンカなどの問題行動を抑える効果もあり、ケガによる感染症も防ぎます。

<期待できる効果>

  • 望まない妊娠を防ぐ
  • (男の子の場合)卵巣腫瘍、会陰ヘルニア、前立腺肥大、肛門周辺線種のリスクを下げる
  • (男の子の場合)発情期のケンカ、マーキング、ムダ吠えなどの問題行動を抑える
  • (女の子の場合)子宮蓄膿症、乳腺腫瘍のリスクを下げる

<手術内容>
ワンちゃん、ネコちゃんともに、去勢の場合は精巣を摘出し、避妊手術の場合は卵巣と子宮を摘出します。

<手術時期・手術時間>

ワンちゃんの場合

<時期>
去勢・避妊手術ともに生後4カ月~半年頃に行うことをおすすめしています。
女の子の場合は、初回発情を迎える前に避妊手術をするとよいでしょう。

<手術時間>
去勢手術は30分、避妊手術は60分ほどで終わります。

ネコちゃんの場合

<時期>
個体差もありますが、女の子は生後5~6カ月毎の発情期を前に避妊手術を行うのがおすすめです。男の子は生後半年くらいをメドに去勢手術を受けましょう。

<手術時間>
去勢手術は15分、避妊手術は30分ほどで終わります。

軟部外科手術

体表にできる腫瘍やしこりを切除したり、皮膚の損傷を縫合するなどの手術を、「軟部外科手術」といいます。ここでは、よく行われる手術内容をご紹介します。

乳腺腫瘍

乳腺にしこり(腫瘍)ができる病気で、高齢期の女の子のワンちゃんによく見られます。早期避妊手術を行っているワンちゃんに関しては、ほとんどがその発生を抑えることができます。

<手術内容>
乳腺にできた腫瘍を切り取ります。悪性の場合はより広範囲に取り除きます。
基本的には日帰り手術が可能ですが、腫瘍が大きな場合や複数ある場合は入院していただくこともあります。

外傷による手術

ケンカなどによるケガで、皮膚が切れたり破れてしまった場合は、縫合手術を行います。 傷の程度により、日帰りもしくは入院となります。

会陰ヘルニア

主に5歳以上の男の子のワンちゃんに多く見らえる病気です。会陰部分の筋力が弱まることが主な原因といわれ、肛門部分から腸や膀胱が飛び出してきます。これにより排便・排尿障害が起こります。去勢手術を行うことでリスクを抑えられる病気です。

<手術内容>
飛び出した臓器を元の位置に戻し、会陰部分の筋肉の隙間をふさぐ手術を行います。再発を避けるために精巣を摘出することもあります。 状態にもよりますが、7日程度の入院が必要です。

子宮蓄膿症

主に7~8歳の女の子のワンちゃんに見られる病気です。子宮の中に膿が溜まった状態になり、重度になると血液中から全身に菌が広がり、命を落とすこともあります。避妊手術を行っていれば、未然に防ぐことができます。

<手術内容>
子宮と卵巣を摘出します。術後は体調管理を万全にする必要があるため、1週間ほどの入院が必要となります。

骨折、脱臼

トイプードルやチワワなど、骨や関節が弱い小型犬によく見られます。レントゲンで骨の状態を確かめ、整復手術を行います。基本的に日帰りですが、状態に応じて入院が必要となります。

※骨折、脱臼の状態が複雑で、高度な外科手術が必要になる場合は、専門医をご紹介する場合もあります。